寝る時間を削るのはかえって逆効果に

人の体にある膨大な数の細胞は、一日のうちのある時間に活発に入れ替わります。
その時間が、午後11時から午前2時の間です。
そのため、この時間をゴールデンタイムと呼んだり、美容面で美しくなるにも最適な時間であることから、シンデレラタイムなどと呼ばれています。
人の体を作る細胞は、古いものが死ぬと新しいものが生まれるというサイクルがずっと続くことで体を維持しています。
これはお肌にも当てはまり、肌表面の古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚が前に出てくることによって、シワやシミのないきれいな肌を持続できることになります。
この生まれ変わりの力を新陳代謝といい、若いうちほど早いサイクルで行われ、年を重ねるごとに生まれ変わるのに時間がかかるようになってきます。
エイジング効果を期待する年齢は新陳代謝のスピードが鈍っていることを踏まえ、いかにシンデレラタイムをしっかり活用するかが大きな課題です。
この時間にぐっすり眠ることが何より大事ですので、睡眠時間を削って美容によいとされることに取り組むよりも、潔く眠ってしまう方がうんと効果があります。